スパイクを置いた彼が次に向かったのは、芝のグラウンドではなく、広大なゴルフコースだった。現役引退後、本格的にクラブを握り始めた彼は、日本プロゴルフ協会のプロテストに挑戦するという驚くべきセカンドキャリアを選択する。
サッカーのミッドフィールダーとして培った優れた空間把握能力、強靭な体幹、そして極限状態での集中力。ボールの種類こそ変われど、アスリートとしての天性の感性はゴルフ界でも遺憾なく発揮された。異例とも言える異競技への挑戦はスポーツ紙の紙面を飾り、アスリートの新たな生き方の可能性を提示した。