作品を芸術的な高みへと引き上げたのが、世界的な音楽家・坂本龍一氏によるメインテーマです。ピアノとオーケストラが紡ぎ出す切なくも力強いメロディは、東北の厳しい冬を耐え抜いて春に咲き誇る桜の情景を鮮烈に想起させ、オープニング映像とともに今も語り継がれる傑作スコアとなっています。
視聴率推移を振り返ると、第1話は21.4%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)という好調な滑り出しを記録しました。鶴ヶ城攻防戦が描かれた前半部分は、大河ドラマ史上でも類を見ないリアルで過酷な合戦描写が話題となり、圧倒的な熱量で高視聴率を維持しました。
明治編に入ると政治・教育分野の論争が中心となり、全話平均視聴率は16.6%と数字上は落ち着いたものの、放送後の評価・評判は極めて高く維持されています。「幕末の敗者の視点から描いた近代化の本質」「失意の底から立ち上がる人々の再生の物語」として、歴代大河の中でも屈指の完成度を誇る名作との呼び声が定着しています。