2018年サッカーW杯総括|ロストフの14秒と西野ジャパンの真実

2018年サッカーW杯総括|ロストフの14秒と西野ジャパンの真実

2018年サッカーW杯総括|ロストフの14秒と西野ジャパンの真実を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを凝縮して配信します。

グループリーグ最終節のポーランド戦は、日本サッカー史において最も議論を呼んだ試合の一つとなりました。引き分け以上で自力突破が決まる状況でしたが、後半14分に先制を許し、0-1のビハインドを背負います。他会場ではコロンビアがセネガルをリードしており、このままスコアが動かなければ、日本とセネガルは勝ち点・得失点差・総得点で並び、警告数による「フェアプレーポイント」の差で日本が2位通過できる計算でした。

ここで西野監督は極めて冷徹な決断を下します。後半37分、長谷部を投入して自陣深くでのパス回しを指示。追撃を完全に放棄し、0-1の敗戦を受け入れて他会場の結果に命運を託すギャンブルに出ました。スタジアムは異様なブーイングに包まれ、ポーランド戦時間稼ぎの真相と海外の反応をめぐっては、英BBCをはじめとする海外メディアから「茶番劇」「アンチ・フットボール」との激しい批判が噴出しました。

しかし一方で、大会のルールを極限まで活用して確実にノックアウトステージへ駒を進めた勝負師としてのリアリズムを評価する声も存在しました。結果として日本は薄氷の思いでグループHを2位で突破し、次なる決戦の地ロストフ・ナ・ドヌへと向かうことになります。

吉田 誠
著者

吉田 誠

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。