「正面の印象と同じくらい、横顔のシルエットを気にするお客様が急増しています」。東京・原宿のトップサロンでクリエイティブディレクターを務める美容師はそう語る。背景にあるのは、日常生活における視線の質の変化だ。
かつてヘアスタイルの評価は、鏡越しに自分が見る「正面」がすべてだった。しかし、SNSのショート動画やストリートスナップの普及、さらにはハイビジョン画質の浸透に伴い、他者から見られる「斜め45度」や「真横」の角度が印象を大きく左右することが広く認知されるようになった。横顔の美しさは、セルフプロデュースの領域における新たなステータスとなったのだ。