この楽曲が世界中の涙を誘う理由は、単なるヒット曲という存在を超えた哀悼のストーリーが存在するからだ。2013年11月、映画シリーズの看板俳優であったポール・ウォーカー (Paul Walker)が自動車事故により40歳の若さで急逝。全世界に大きな衝撃が走った。
長年の共演者であり「兄弟」と呼び合うほど深い絆で結ばれていたヴィン・ディーゼル (Vin Diesel)をはじめとするキャスト陣、そして制作陣は深い悲しみに包まれた。撮影半ばで残された作品をどのように締めくくるべきか。導き出された答えは、彼への永遠の敬意と愛を込めた送別シーンを作り上げることだった。
当時新鋭のソングライターだったチャーリー・プースは、自らの過去の喪失体験を重ね合わせ、わずか10分ほどで奇跡的なサビのメロディを書き上げたという。事故で帰らぬ人となった友を想う個人的な感情が、映画のストーリーと奇跡的にシンクロした瞬間だった。