サムハラ信仰に寄せられるエピソードは、どれもにわかには信じがたいものばかりだ。大規模な交通事故に巻き込まれながら無傷で生還したドライバー、倒産寸前の事業が参拝直後に劇的な好転を見せた経営者、原因不明の体調不良から急速に回復した患者。これらの体験談は、単なるプラシーボ効果を超えた「目に見えない力」の存在を否応なく予感させる。
共通しているのは、難を逃れた人々が「守られた」という強い実感を持っている点だ。サムハラの神気は、降りかかる厄災を消滅させるだけでなく、災難そのものを回避させる鋭い直感をもたらすとされる。人生のどん底にいる者ほど、この境内で流す涙とともに運気が劇的に逆転していくという。