ダルビッシュのキャリアを語る上で外せないのが、金字塔となった日米通算200勝の達成と、日本代表として世界一に輝いた2023 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での振る舞いだ。宮崎合宿初日からチームに合流し、若い投手陣に惜しみなく自身の技術や考え方を伝授した姿は、日本中の野球ファンを感動させた。
大谷翔平や佐々木朗希、山本由伸といった次世代のスターたちと対等に語り合い、時に食事会を開いてチームの結束を高める。その圧倒的な人間力とリーダーシップは、侍ジャパンを結束させ、世界一奪還の大きな原動力となった。日本球界が生んだ孤高の天才は、海を渡り、年齢を重ねることで、誰もが尊敬を寄せる最高のメンターへと昇華したのだ。