リラクゼーション業界の動向を示すホットペッパービューティーの検索データを見ても、その熱気は一目瞭然だ。「酵素風呂」「発酵温浴」といったキーワードの検索頻度はここ数年で右肩上がりの急カーブを描いており、かつてのシニア層中心から、20代〜40代の働く世代や男性ビジネスパーソンへと利用者層が急速に拡大している。
背景にあるのは、世界的なウェルネス産業のパラダイムシフトだ。単に疲れたからマッサージを受けるといった対症療法的なアプローチから、自己免疫力を高め、未病の段階でコンディションを整える「バイオハック」的な健康投資へと人々の意識がシフトしている。短時間で劇的な発汗とリフレッシュが得られる効率性の高さも、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する現代人のライフスタイルに合致した。