2025年の大阪・関西万博を経て、大阪湾臨海部の産業構造は大きな再編期を迎えた。その中心拠点の一つとして急速に存在感を高めているのが泉大津港だ。夢洲・舞洲エリアの再開発と連動し、臨海部の広大な敷地を活用した物流ハブとしての機能が大幅に強化された。
さらに、単なる貨物港にとどまらない「賑わい空間」への脱皮も進行中だ。ウォーターフロントの旧倉庫街をリノベーションした複合商業施設や、マリンレジャーと地場食文化を融合させた観光エリアには、週末になると近隣府県から多くの家族連れが詰めかける。かつて産業物流一辺倒だった港の風景は、市民と訪日客が交差するオープンな空間へと鮮やかに塗り替えられた。