多くの来訪者が正面入口周辺で撮影を終えてしまうが、実はそれだけではプティット村の半分も味わえていない。Instagramの投稿やGoogle マップのクチコミには滅多に登場しない、知る人ぞ知るディテールが随所に隠されているのだ。
例えば、足元の石畳にひっそりと刻まれた小さな猫の足跡や、壁の最下部に作られた「小人専用の隠し扉」。見落としそうな極小のステンドグラスから差し込む光の影など、宝探しのように仕掛けられたギミックが散りばめられている。スマートフォンをポケットにしまい、子どものような視線で壁際や足元を観察してみると、地図には載っていない秘密の物語が次々と浮かび上がってくる。