彼女のパブリックイメージを語る上で欠かせないのが、フジテレビが生んだ金字塔『踊る大捜査線』シリーズだ。織田裕二演じる青島俊作と、深津が演じた恩田すみれ。二人が見せた絶妙な距離感と信頼関係は、多くの視聴者に「この二人は現実でも結ばれてほしい」と思わせるほどの説得力を持っていた。
刑事ドラマの枠組みを越えて社会現象となった同作において、深津の凛とした演技と芯の通ったキャラクター造形は作品のリアリティを支える要となった。男女の甘い恋愛感情を超越した、命を預け合える戦友としての絆。この役柄を通じて培われた凛とした女性像は、彼女自身のパブリックイメージとも重なり合っていく。