公営ギャンブルを深く読み解く上で、夜間という時間帯が及ぼす物理的な物理現象を視点に入れることは極めて重要だ。水面やバンク、アスファルトの温度低下は、人間の感覚以上に機械や車体に直結する。
オートレースでは、冷えたアスファルトがタイヤの食いつきを劇的に良くする。これにより、昼間なら滑って差し込めないような厳しい角度からのオーバースピードなコーナリングが可能となり、試走タイム通りの順当な決着が増える一方で、前売りの人気と異なる逆転劇が生まれる。
また、強力なカクテル光線による影の発生や、水面の反射光は、選手の視界に独特のプレッシャーを与える。特に大舞台での経験が浅い若手選手や、夜間の走走本数が少ないベテラン選手は、ターンマークの遠近感を見誤るケースが少なくない。こうした物理・心理要因をデータとして蓄積することが、他者と差をつける裏情報となる。