1972年、トップアイドル同士の電撃結婚として列島を揺るがしたのが、西郷輝彦と辺見マリの婚姻劇だった。この結婚生活から誕生したのが、長男の辺見鑑孝と長女の辺見えみりである。二人は1981年に離婚という選択肢を採り、子どもたちは母である辺見マリの手で育てられた。
兄の鑑孝は音楽プロデューサーとして舞台裏からカルチャーを支え、妹のえみりはバラエティ番組の枠を飛び越えて女優業やアパレルブランドのディレクションなど多彩な才能を開花させた。離婚当初は距離のあった父子関係も、えみりの芸能界入りや成長に伴って徐々に修復。晩年には父親の闘病を温かく見守り、深い敬意と情愛で結ばれていた。