現在のコスメ・美容業界において、汗やニオイを抑えるカテゴリーはかつてない進化を遂げている。単に香りで誤魔化す時代は終わりを告げ、発汗のメカニズムそのものへ科学的にアプローチする製品が主役となった。
予防医療の観点を取り入れたヘルスケア産業の拡大も、この市場を後押しする大きな要因だ。肌の常在菌バランスを整えつつ、過剰な皮脂分泌や汗腺の出口を可逆的にブロックする高機能なデオドラント・制汗剤が次々と投入されている。単なる身嗜みを超え、生活の質(QOL)を直結して向上させるセルフケアアイテムとしての存在感が増しているのだ。