腕相撲の技術体系は、大きく分けて2大テクニックに集約されます。相手の体格や自分の得意分野に合わせて使い分けることで、筋力差を覆すことが可能です。
① トップロール(吊り手):橈骨を利かせて相手の指を開かせる技
「テコの原理」を最大限に利用する、最も洗練された技術です。組んだ状態から自分の手首を立て、相手の人差し指・親指の付け根を吊り上げるように上方へ圧力をかけます。相手の手首が外側に反り返り、指が開いた状態になれば、相手は腕力を全く発揮できなくなります。腕のリーチが長い人や、前腕の引き上げ力が強い人に適しています。
② フック(噛み手):手首を内側に巻き込み力勝負に持ち込む技
手首を強烈に内側へ巻き込み(屈曲・回内)、自分と相手の手首同士を密着させて力勝負に持ち込む技術です。手首を巻き込んだら、腕の力だけでなく、広背筋を使って肘を自分の脇腹へ引きつけるようにして体ごと横に倒し込みます。腕が太く、前腕の屈曲力や上半身のパワーに自信がある人に最適なスタイルです。