カマドウマとは?害や毒性の真相と便所コオロギの由来・撃退法

カマドウマとは?害や毒性の真相と便所コオロギの由来・撃退法

カマドウマとは?害や毒性の真相と便所コオロギの由来・撃退法とは一体何なのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

カマドウマ(竈馬)は、昆虫綱バッタ目カマドウマ科(Rhaphidophoridae)に属する昆虫の総称です。日本国内にはマダラカマドウマやクラズミウマなど複数種が生息しており、体長は雄で18〜22mm、雌で12〜23mm(産卵管を含めると最大30mm超)に達します。

最大の特徴は、成虫になっても翅(はね)を一切持たず、飛翔能力がない点です。その代わり、体長の3倍以上に及ぶ非常に長い触角と、強靭に発達した後脚を備えています。この後脚から繰り出される跳躍力は昆虫界でもトップクラスであり、一跳びで1メートル以上跳躍するだけでなく、飼育ケースの蓋に激突するほどの推進力を生み出します。

「カマドウマ(竈馬)」という和名は、かつての日本家屋の炊事場(竈:かまど)周辺の暗く湿った場所に集まり、背中を丸めて跳ねる姿が「馬」を連想させたことに由来します。一方、昭和中期以前に定着した「便所コオロギ」という俗称は、汲み取り式便所(ボットン便所)の便槽や床下など、多湿で有機物が豊富な環境に群生していた生態から名付けられました。現代の高気密住宅であっても、床下や配管の隙間に湿気が溜まれば容易に発生源となります。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。