躁うつ病と気分の波の決定的な違い|初期症状と最新の治療法を徹底解説

躁うつ病と気分の波の決定的な違い|初期症状と最新の治療法を徹底解説

躁うつ病と気分の波の決定的な違い|初期症状と最新の治療法を徹底解説の特集記事をお届けします。役立つ情報が詰まっています。

当事者の手記や回復者インタビューの言葉を辿ると、一様に「病気を受け入れるまでの葛藤」が克明に描かれています。「薬を飲むとクリエイティビティが失われるのではないか」「一生治らない絶望的な病気なのか」という苦悩です。

ここで極めて重要な医学的見解は、躁うつ病において「完治」ではなく「寛解」を目指すという治療概念です。高血圧や糖尿病などの生活習慣病と同様に、適切な服薬と自己管理によって症状が消失し、日常生活に何ら支障がない安定した状態(寛解状態)を長く維持することが治療のゴールとなります。

薬物治療の第一選択薬として世界中で確固たるエビデンスを持つのが、双極性障害の治療薬である炭酸リチウムです。リチウムは躁状態の鎮静だけでなく、うつ状態の予防、さらには自殺予防効果を持つ唯一無二の気分安定薬として位置づけられています。血中濃度を定期的に測定しながら投与量を厳密に管理することで、重篤な副作用を防ぎつつ高い再発予防効果を発揮します。

近年では、非定型抗精神病薬(クエチアピン、アリピプラゾール、ルラシドン等)や抗てんかん薬(バルプロ酸、ラモトリギン等)を組み合わせた個別化医療が確立されており、患者ごとの症状タイプに応じた柔軟な処方が可能になっています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。