平穏に見えた結婚生活の中で、最大の転機となったのが2007年のテレビ特番におけるバイセクシャル(両性愛)の告白でした。三善は過去に男性と同棲生活を送っていた事実や自身のセクシャリティについて、公の場で赤裸々に明かしたのです。
昭和から平成へと続く芸能界において、男性演歌歌手が自身の性的指向をオープンにすることは前代未聞の出来事であり、列島に大きな衝撃を与えました。この報道直後、マスコミ各社は「即座に離婚か」「仮面夫婦だったのか」と騒ぎ立てましたが、事態は世間の予想とは大きく異なる展開を見せます。
三善は放送前に、妻に対して過去の事実とテレビで公表する決意をすべて打ち明けていました。妻は夫の過去と本質を受け止め、取り乱すことなく「あなたの人生なのだから」と理解を示したと伝えられています。世間の好奇の目に晒されながらも、二人は法的な婚姻関係を解消することなく、信頼に基づいたパートナーシップを守り抜きました。