フォークリフト爪の摩耗限界と交換基準|折損事故を防ぐ点検と選び方

フォークリフト爪の摩耗限界と交換基準|折損事故を防ぐ点検と選び方

今注目を集めている フォークリフト爪の摩耗限界と交換基準|折損事故を防ぐ点検と選び方について、多角的な視点をご紹介しています。

長尺物や大型パレットを運ぶ際に重宝されるサヤフォークですが、誤った取り付けや規格外の使用による荷崩れ事故が頻発しています。安全基準として定められているサヤフォーク(延長爪)規格では、以下のルールを遵守しなければなりません。

第一に、「サヤフォークの全長に対する元爪の長さは最低60%以上(最低でも50%以上かつメーカー指定値)」が絶対条件です。例えば、2000mmのサヤフォークを装着する場合、元爪は最低1200mm以上でなければならず、920mmの標準爪に2000mmのサヤを被せる行為はテコの原理により元爪とヒンジピンに過剰な曲げモーメントをかけ、破断の直接的原因になります。

第二に、見落とされがちなのがフォークリフト爪ロックピン破損です。フォークをフィンガーバー(キャリッジ)に固定する上部のストッパーピン(ロックピン)がスプリングのヘタリや衝撃で破損・脱落していると、作業中の旋回や傾斜で爪が左右に勝手にスライドし、荷物の重心が偏ってフォークリフトごと横転する惨事につながります。

また、荷役効率を飛躍的に高めるフォークポジショナー仕様(爪幅油圧自動調整機)を導入している車両では、油圧シリンダーやガイドバーのガタつき、偏荷重によるフォーク根元へのねじれ応力を日常的に点検することが長期的な安全稼働の鍵となります。

吉田 誠
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吉田 誠

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