Q1:慢性疲労症候群は完治する病気ですか?
A1:完全寛解に至る割合は全体の数%から十数%程度と決して高くはありませんが、早期に適切な診断を受け、ペーシングや対症療法を徹底することで、就労や学業に復帰できるレベル(PS1〜2)まで大幅に改善する例は数多く報告されています。「元通り」を焦るのではなく、「生活の質(QOL)の向上」を段階的に目指すのが確実な道筋です。
Q2:疑わしい場合、まずは何科を受診すべきですか?
A2:まずは一般内科を受診し、甲状腺機能低下症、自己免疫疾患、悪性腫瘍、重度の貧血など、倦怠感を引き起こす他の重大な器質的疾患がないかを血液検査や画像診断で完全に除外します。他の異常が見つからない場合は、日本医療研究開発機構(AMED)の研究班協力医療機関や、ME/CFS専門外来を標榜する総合診療科・神経内科・心身医学科を受診してください。
Q3:日常生活で絶対にやってはいけないNG行動は何ですか?
A3:最悪な行動は「調子が良い日に限界まで動くこと」「疲労を感じているのに気合で運動を続けること」の2点です。これらは不可逆的なクラッシュを引き起こします。また、入浴時の長湯や熱いシャワーも自律神経に大きな負荷をかけるため、ぬるめのシャワーで短時間に済ませる工夫が求められます。