単なる皮脂汚れと軽視して放置していると、取り返しのつかない足トラブルへ直結するケースがあります。特に注意すべき2大リスクが「巻き爪の重度化」と「白癬菌(爪水虫)の感染」です。
爪が内側に巻き込む「巻き爪」や「陥入爪」を抱えている場合、爪の両端の溝が深くなり、通常の入浴では汚れを洗い流せなくなります。溜まった垢が長期間滞留して腐敗を続け、やがて皮膚を圧迫して炎症(爪囲炎)を起こすと、膿(うみ)が混ざり合って生臭い独特の腐敗臭を放ち始めます。
さらに深刻なのが、カビの一種である白癬菌が爪内部に入り込む「爪白癬(爪水虫)」です。爪白癬になると爪が白濁・黄ばみ、分厚く脆くなって内部にボロボロとした角質カス(爪ゴミ)が大量に溜まります。このカスは白癬菌の塊であり、通常の石鹸洗浄だけで臭いを断つことは不可能です。放置すれば他の指や家族へ感染を広げるリスクがあるため、爪の変色や肥厚を伴う悪臭がある場合は速やかな専門医への相談が欠かせません。