インターネット上では「一度買えば無限に収穫できる」といった誇大表現が見受けられますが、実際の植物生理において再生回数には明確な限界があります。編集部が複数の条件下で追跡したデータによると、スーパーの根元からスタートした場合の根元再生期間は約10〜14日で1回目の収穫期を迎え、収穫可能回数は平均2〜3回が限度です。
回数を重ねるごとに親株の貯蔵養分が枯渇し、茎が木質化して硬くなったり、香りの主成分であるクリプトテネンなどの含有量が落ちて風味が薄れたりします。無理に4回以上の再生を試みるよりも、2回ほど収穫したら潔く料理の副産物として新しい株に入れ替える運用が、食味と衛生面の両面において最も合理的です。
また、室内栽培で多発する「カビの発生」や「容器内の緑色の藻(アオコ)」は、以下の3つの衛生管理ルールを徹底することで完全に抑え込むことができます。
第1に、ペットボトルの外側にアルミホイルを巻き、養液部分を完全遮光することです。藻は光合成によって増殖するため、光を遮断するだけで発生を100%近く抑制でき、養分の競合や水質悪化を防げます。
第2に、室温20〜25度の風通しの良い環境を保つことです。密閉されたキッチンの隅や湿度の高いシンク下に放置すると空気の滞留により灰色かび病が発生しやすくなります。小型のサーキュレーターや換気扇を活用し、微風を当てることが健全な茎葉の形成につながります。
第3に、水換えの頻度です。夏場は毎日、春・秋・冬は2日に1回のペースで水を全量交換し、その際に容器内壁のぬめりを水洗いします。