シリコンフォトニクス市場には、欧米の巨大半導体企業や新興スタートアップが雪崩を打って参入している。その過酷なレースの中で、QDレーザのアイデンティティである富士通研究所由来の量子ドット結晶成長技術はどこまで優位性を保てているのか。
温度変化に強い量子ドットの特性は、クーラーレスでの動作を可能にし、消費電力の大幅削減に直結する。競合が従来の量子井戸型レーザの延命を図る中、同社のアプローチは中長期的な技術覇権を握るポテンシャルを秘めている。決算の質疑応答でも、特許ポートフォリオの防衛とアライアンス戦略に関する厳しい問いが相次いだ。