東京メトロ側は急速に沈静化を図ろうとしている。「今回検出された箇所は密閉された天井裏であり、駅ホームやコンコースの空気中への飛散は確認されていない。定期的な大気濃度測定でも基準値未満を維持している」と発表。安全性を強調し、パニックの防止に努める姿勢を崩さない。
だが、鉄道運行に詳しい労働安全コンサルタントの受け止め方は異なる。「平常時は確かに封じ込められているかもしれない。だが、大規模地震が発生した際や、今後の継続的な振動によって亀裂が広がった場合、漏洩が絶対に起きないと言い切れるのか」。安全宣言の裏にあるリスク管理の甘さを懸念する声は根強い。