2026年現在、千葉県印西市や神奈川県内の工業団地を中心に、超大型データセンターの建設ラッシュが相次いでいる。これらの施設が消費する電力は、一棟で中小都市ひとつ分に匹敵するケースも珍しくない。そこに襲いかかるのが、毎年のように過去最高を更新する夏の酷暑だ。
ピーク時の需要予測は送電網の限界点ギリギリを推移する。東京電力パワーグリッドの運用現場では、受変電設備の温度監視や基幹送電線の容量管理が24時間体制で行われているが、余裕の少なさは否めない。余力が数パーセントを割り込むと、電力需給逼迫警報が発令され、最悪の場合は地域ごとの段階的停電へと踏み切らざるを得ない構造が存在する。