手足口病とヘルパンギーナは症状が非常に似通っていますが、注意深く観察すると発疹の場所と発熱のパターンに明確な差異が存在します。
手足口病の初期症状は、口の中の粘膜や手のひら、足の裏、足の甲、臀部(おしり)、膝などに米粒大の痛痒い水疱性発疹が現れるのが特徴です。熱は上がっても38度以下の微熱にとどまるケースが約半数を占め、全身状態は比較的安定していることが目立ちます。
一方のヘルパンギーナは、突然38度から40度に達する高熱で発症します。特徴的なのは喉の奥(咽頭口蓋弓や軟口蓋)に集中して現れる小水疱と発赤です。これが破れて潰瘍(アフタ)になると強烈な口内炎の痛みを引き起こし、唾液すら飲み込めずに強い不機嫌や哺乳拒否に陥る乳幼児が続出します。
また、同じく夏場に流行するプール熱(咽頭結膜熱)を加えた3大夏風邪の比較データは以下の通りです。