かつて主流だった「隣の個室上部や下部からスマートフォンを差し向ける」という物理的手法から、現在は「事前に個室内の備品へ擬態させたデバイスを仕掛ける」無人設置型へと手口が劇的にシフトしています。捜査関係者の証言や押収品データによると、仕掛けられる機器のサイズはレンズ部わずか1mm〜2mm程度(ピンホールレンズ)にまで微細化しており、事前の知識なしに一瞥しただけで見破ることは極めて困難です。
個室内での小型カメラ設置場所見極めにおいては、犯罪者が狙う「撮影アングル」の意図を逆算することが有効です。具体的には以下の3大ゾーンに警戒を集中させる必要があります。
- 目線から胸の高さ:衣服をかける壁面フック、個室ドアのヒンジ、トイレットペーパーホルダーの隙間
- 腰から足元の高さ:床置きやサニタリーボックス周辺の消臭剤・芳香剤、配管カバーの固定ネジ
- 頭上・天井周辺:換気扇の吸気グリル、火災報知器カバーの隙間、照明器具のソケット周辺