日本の警察組織において、拳銃は単なる制圧用武器ではなく、警察官自身の生命と市民の安全を守るための「最後の手段」として位置づけられています。全国の警察官に配備されている拳銃は、所属する部署や任務の特性に応じて細かく運用が分かれています。
もっとも目にする機会が多い地域課の交番勤務員やパトカー乗務員には、操作が確実で構造がシンプルな回転式拳銃(リボルバー)が長年配備されてきました。一方で、私服捜査を担当する刑事部や警備部の要人警護部隊(SP)、機動隊の銃器対策部隊には、連射性や隠匿性に優れた自動装填式拳銃(オートマチック)が支給されています。
警察庁の調達方針では、信頼性と安全性、そして携行時の負担軽減が最重要視されており、時代ごとに国内外の優れたモデルが厳選されてきました。