一枚の正方形から折る伝統的な折り鶴とは異なり、ブロック折り紙(別名:ペーパーブロック、3D折り紙)の鶴は、数百個の微小な「三角パーツ」をブロック玩具のように差し込んで組み上げます。羽毛の重なりを思わせる陰影、ふっくらとした胴体の丸み、そして外側へ力強く広がる翼のカーブは、単なる紙細工を超えた彫刻的な量感を漂わせます。
この圧倒的な完成度を生み出しているのは、均一に折り畳まれたパーツの規則正しい連続性です。各パーツが持つ2つの「ポケット(袋)」に、隣り合う2つのパーツの「角(足)」を交互に差し込む「インターロッキング構造」により、接着剤なしでも一定のテンションを保ちながら有機的な曲面を保持できます。職人技のような精密さがありながら、基本ルールさえ把握すれば誰でも同じ幾何学美を再現できる点が、多くの愛好家を惹きつける最大の要因です。