メディアで絶賛される一方で、視聴者コミュニティやSNS(X、知恵袋、レビューサイト等)では、彼の演技についてどのような意見が交わされているのでしょうか。数千件に及ぶ投稿や反響を分析すると、興味深い受容構造が見えてきます。
ネット上の肯定的意見として圧倒的に多いのは、「役に溶け込む自然さ」です。『silent』や『海のはじまり』のような静かなトーンの作品では、「アイドルとしての華やかさを完全に消し去っている」「本当にそこに生きている一般の青年に見える」という声が多数を占めます。日常の所作や、他者の言葉を一度飲み込んでから発言するまでの「間」の使い方が、演技過剰になりがちなテレビドラマの中で独自の落ち着きをもたらしています。
一方で、一部からは「暗い役や物静かな青年のイメージが固定化しているのではないか」という懸念の声が上がった時期もありました。しかし、その懸念を真っ向から払拭したのが『トリリオンゲーム』の天王寺陽役でした。ハッタリを効かせ、大胆不敵な笑みを浮かべて大金を動かすハルの姿は、それまでの寡黙なイメージを180度覆すものでした。「あそこまで弾けた芝居ができるとは思わなかった」という声がドラマファンから相次ぎ、多面的な引き出しを持つ俳優であることを広く印象づけました。