1942年2月15日生まれの近藤正臣さんは、2026年の誕生日で84歳を迎えました。その役者人生は、昭和・平成・令和のテレビ史そのものと言っても過言ではありません。
若い頃の代名詞といえば、1969年から放送された青春ドラマ『柔道一直線』における結城真吾役です。足の指でピアノの鍵盤を弾く伝説的な名シーンは日本中で社会現象となり、端正な顔立ちと憂いを帯びた色気で一世を風靡しました。
アイドル的人気を博した20代を経て、30代以降は実力派俳優へと見事な転身を遂げます。『国盗り物語』『黄金の日日』『徳川家康』『元禄繚乱』など、NHK大河ドラマへの出演歴は枚挙にいとまがありません。2016年の『真田丸』では徳川家康の参謀・本多正信役を怪演し、老練な策士としての深みある演技が若い世代の視聴者からも絶賛されました。
さらに連続テレビ小説『ごちそうさん』『あさが来た』など、物語の屋台骨を支える重鎮として欠かせない存在となり、名バイプレーヤーとしての地位を不動のものとしました。