ネット上のコミュニティやSNSにおいて、レイに関して頻繁に見られるいくつかの誤認について、原作の描写に立ち返ってファクトチェックを行います。
誤解1:レイの直接の死因はユダとの戦いで受けた傷である?
これは明らかな誤りです。ユダ戦で負った負傷も浅くはありませんでしたが、決定的な死因はあくまでラオウに突かれた秘孔「新血愁」の進行です。心霊台によって一時的に延命と筋力回復を果たしたものの、秘孔の効果を完全に消し去ることは不可能であり、ユダを倒した直後に全身の細胞崩壊が限界に達しました。
誤解2:マミヤはレイの想いに気づいていなかった?
マミヤがレイの深い情愛に気づいていたことは、ユダ戦直前の言動からも明白です。マミヤはレイを死なせたくない一心で自ら薬品を取りに向かい、命を賭して止めようとしました。レイ自身が「マミヤの心の中にいるケンシロウ」の存在を理解し、あえて自らの想いを告白して縛ることをせず、「ただひとりの女として生きてほしい」と願ったがゆえの距離感でした。精神的な共依存を拒み、相手の自由な人生を祈るという崇高な愛の形が描かれています。