最高峰の和牛生ハムを手に入れたら、そのポテンシャルを余すところなく引き出す調理・提供の作法を知っておく必要があります。専門の肉職人やソムリエが推奨する、失敗しない和牛生ハムの食べ方とアレンジレシピを紹介します。
何よりも大切な鉄則は、「食べる15〜20分前に冷蔵庫から出し、室温(約20℃)に馴染ませる」ことです。冷えた状態では固まっていた和牛のサシが室温に触れることで透明感を帯び、脂が緩んで香気成分が一気に立ち上がります。
【素材を極限まで楽しむ至高のおすすめレシピ】
① 和牛生ハムと旬果実のカルパッチョ仕立て
薄切りにした和牛生ハムに、洋梨、イチジク、あるいは完熟した桃を合わせます。豚肉生ハムのような強い塩気ではなく、和牛のコク深い旨味と果実の瑞々しい甘酸っぱさが絶妙なマリアージュを生み出します。仕上げに粗挽き黒胡椒をひと振りするだけで、レストラン級の前菜が完成します。
② 極上和牛生ハムの炙り握り寿司
少し小さめに握った酢飯の上に、常温に戻した和牛生ハムを乗せます。仕上げにバーナーで1秒だけサッと表面を炙る(または手のひらの体温で軽く押さえる)ことで、脂が溶け出してシャリを包み込みます。少量の本わさびと煮切り醤油を添えれば、高級割烹の味わいを自宅で堪能できます。
③ パルミジャーノとルッコラの贅沢インサラータ
ほろ苦いルッコラの上に和牛生ハムをふんわりと盛り付け、削りたてのパルミジャーノ・レッジャーノと良質なエクストラバージンオリーブオイルを数滴垂らします。ワインやウイスキーのアテとして、これ以上ない芳醇なペアリングを実現します。