風邪薬で血圧が上がるのはなぜ?高血圧でも飲める市販薬の選び方に関する基本知識を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
市販の風邪薬や解熱鎮痛薬に含まれる主要成分について、血圧への影響度や作用機序、添付文書上の位置付けを体系的にまとめました。ドラッグストアで市販薬を選ぶ際の基準として活用してください。
成分分類・代表成分名血圧への影響・作用機序添付文書上の注意度専門家の見解・安全性評価プソイドエフェドリン塩酸塩
メチルエフェドリン塩酸塩交感神経刺激により全身の末梢血管を直接収縮。収縮期血圧を10〜30mmHg以上急上昇させるリスクあり。禁忌 / 相談すること
(重症高血圧は原則禁止)高血圧治療中の方は完全回避が鉄則。総合感冒薬・持続性鼻炎薬の多くに含まれるため要注意。生薬:麻黄(マオウ)
(葛根湯・麻黄湯など)天然のエフェドリンを含有。心拍数増加、血管収縮を引き起こし血圧を急激に押し上げる。慎重投与 / 相談すること「漢方だから安心」という思い込みが最も危険。血圧高めの人は葛根湯の自己判断服用を避けるべき。NSAIDs
(イブプロフェン・ロキソプロフェン)プロスタグランジン合成を阻害し腎血流量を低下。ナトリウム貯留を促し、降圧剤の効果を減弱させる。相談すること
(降圧剤併用時は警戒)ARBやACE阻害薬、利尿薬を服用中の患者は血圧コントロール不良や腎機能悪化のリスクが高い。アセトアミノフェン中枢神経系に作用して解熱鎮痛効果を発揮。血管収縮作用や腎血流への悪影響が極めて少ない。比較的安全
(用法用量を厳守)高血圧の方が発熱・頭痛時に選ぶべき第一選択肢。単剤の製品を選ぶことが不可欠。