吉祥寺の路地裏で産声を上げたカレルチャペック紅茶店は、移転やリニューアルを経ながらも、常に吉祥寺カルチャーの象徴として愛されてきました。このブランドを語る上で欠かせないアイコンが、黄色い身体に赤い縞模様のシャツを着た人気キャラクター「みつばちバジー(Buzzy)」です。
山田詩子氏が創り出したバジーは、単なるマスコットではありません。「おいしい蜜(紅茶)を探して旅をする好奇心旺盛な蜂」という明確な物語を宿し、絵本の世界から飛び出してパッケージを彩ります。このストーリーテリングこそが、消費者に「紅茶を飲む時間=物語の世界に浸る特別な時間」という付加価値を提供してきました。
さらに特筆すべきは、ティーテイスターとしての圧倒的なこだわりです。山田氏は毎年スリランカの銘茶園(ルンビニ茶園など)へ自ら足を運び、何百種類ものサンプルをテイスティング。鮮度と香りのピークを見極めて直接買い付けを行っています。旬の茶葉を即座にパッキングする鮮度保持技術を導入し、雑味のないクリアな後味を実現している点は、紅茶通の間でも極めて高く評価されています。