東西文明の境界線に位置するトルコは、他のどの国にもない強烈な個性を放っています。取材現場から導き出される、「この国を訪れるべき人」と「少し慎重に検討すべき人」の客観的判断基準は以下の通りです。
トルコ渡航を強くおすすめできる人
- 多様な文明・世界遺産を一気に味わいたい人:
ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国の遺跡群が地続きで残るイスタンブールは、歴史愛好家にとって尽きない知的好奇心を満たしてくれます。 - 非日常の絶景とラグジュアリー体験を両立したい人:
カッパドキアの洞窟ホテル宿泊や早朝の熱気球フライトは、世界中の富裕層からも絶賛される唯一無二のトラベル体験です。 - 美食を旅の主目的に据えたい人:
世界三大料理の一つに数えられるトルコ料理は、肉料理(ケバブ)、新鮮な魚介、豊かな野菜前菜(メゼ)、そして魅惑のスイーツ(バクラヴァ)まで日本人の味覚に驚くほど合致します。
慎重に検討すべき・対策が必要な人
- 物価が極めて安い国を期待している人:
「トルコはリラ安だから格安で遊べる」という情報は過去のものです。世界遺産の入場料(トプカプ宮殿やアヤソフィアなど)は外国人価格として大幅に引き上げられており、観光エリアの飲食代金も西欧主要都市と変わらない水準に達しています。 - 客引きや交渉ごとのやり取りに強いストレスを感じる人:
グランドバザールや観光地周辺では、強烈な押し売りの洗礼を受けます。毅然と「ハユル(いいえ)」と断れない性格の人は、精神的に消耗してしまう可能性があります。 - 時間的余裕のない弾丸旅行を好む人:
日本の2倍という広大な国土を持つため、イスタンブールとカッパドキアを巡るだけでも最低5泊7日、パムッカレやエーゲ海沿岸まで足を伸ばすなら8〜10日以上の旅程が推奨されます。短期間の詰め込み旅行には不向きです。