会場全体の座席バランスを見ると、大阪城ホールの構造的な特徴がより鮮明になります。大阪城ホールの座席表(ライブ時)は、大まかに「アリーナフロア」「スタンド固定席」「スタンド最後列の立ち見エリア」の3層で構成されています。
まずチケット購入者が一喜一憂する大阪城ホールのアリーナ席の見え方ですが、ここは視界の明暗が最も極端に分かれるエリアです。アリーナフロアは完全な平面(フラット)であり、傾斜が一切ありません。15列目以内や花道沿いのブロックを引ければアーティストの毛穴や汗まで視認できる神席となりますが、40列目以降の後方ブロックになると、前の観客の頭越しにステージを覗き込む形になり、低身長の方からは「ほぼ大型ビジョンしか見えなかった」という声が頻発します。
一方、大阪城ホールのスタンド席の動員数は通常パターンで約5,000〜6,500人前後がアサインされます。スタンド席はすり鉢状に角度が付けられており、前列の観客が視界を遮ることが構造上ほとんどありません。音響反射もアリーナより安定しており、演出全体の照明や特効、レーザーの全貌を見渡すにはスタンド前列(特にC・D・G・Hブロックなどの中央寄り)が最も満足度の高い座席と言えます。
そして見逃せないのが大阪城ホールの立ち見席の人数です。スタンド席の最上段通路(通常22列目の後ろ)に割り振られる立ち見エリアには、公演によっておよそ300人から最大800人規模のファンが収容されます。足元に指定番号がテープで貼られている場合と、入場整理番号順にエリア内の自由位置を確保する場合がありますが、長時間の立ち見は体力的な負担が重く、前の手すりやスタンド客の頭越しに鑑賞することになるため、双眼鏡の携帯が必須となります。