黄金期の知名度と現在のモーニング娘。を比較し、「昔のほうが凄かった」と語るライト層は少なくありません。しかし、現場のコンサート会場やネットコミュニティ(Xや5ちゃんねる、各種SNS)における熱量は、むしろ現在の方がコアで熱狂的です。
現在のモーニング娘。に対するネット上の評価で圧倒的に多いのは、「もはやアイドルというよりアスリート」「生歌とフォーメーションのシンクロ率が異常」というパフォーマンス力への賛辞です。音楽番組での地上波露出が限られる中でも、ROCK IN JAPAN FESTIVALなどの大型フェスにおいて初見のロックファンを圧倒し、数万人を熱狂させる光景は恒例となりました。
小田さくらを中心とするハイレベルな歌唱力、そして細部まで徹底的に統制されたステップワーク。これは「過去の遺産で生きている」のではなく、脈々と受け継がれてきたレッスン文化が令和の時代に高度に結実した結果です。「テレビで見かけないからオワコン」という大衆の先入観と、「現場で観たときの圧倒的クオリティ」との間に存在する巨大なギャップこそが、新規ファンを急速に沼に引き込む決定的なトリガーとなっています。