大和言葉とは、中国から漢字が伝来する以前から日本列島で使われていた日本固有の言語を指します。万葉集や古事記の時代から語り継がれてきた言葉であり、四季の移ろいや人々の細やかな心情を音に乗せて表現してきました。
よく疑問に持たれるのが和語と大和言葉の違いですが、言語学的にはほぼ同義です。一般的に、学術的・文法的な分類として呼ぶ際には「和語」、文化的・情緒的な美しさや伝統的な響きに重きを置く文脈では「大和言葉」と呼ばれる傾向があります。
日本語の語彙は主に「大和言葉(和語)」「漢語(中国由来の音読み言葉)」「外来語(主に西洋から入ったカタカナ語)」の3要素で構成されています。その根底に流れる大和言葉の意味由来を理解すると、私たちが普段使っている「こころ」「おもてなし」「ぬくもり」といった言葉が持つ独自の温かさが実感できます。