なぜ「プロゲーマーはやめとけ」と言われるのか?年収格差と引退後の真相

なぜ「プロゲーマーはやめとけ」と言われるのか?年収格差と引退後の真相

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eスポーツ業界のリアルな労働環境と経済的基盤を理解するために、国内のプロ契約の実態を一般的な社会人(大卒平均)と比較したデータが以下の通りです。

項目プロゲーマーの実態一般社会人(20代〜30代平均)編集部の見解・分析平均年収・固定給推定150万〜300万円
(上位1%は1,000万円超)約350万〜480万円
(賞与・昇給制度あり)プロゲーマーの平均年収の格差は凄まじく、中央値は生活保護水準を下回るケースも散見される。選手生命・引退年齢平均3〜5年
引退年齢の限界は23〜26歳定年まで約40年
(リスキリング・昇進可能)20代半ばでキャリアのピークが終了するため、若年期に第二の人生を設計し直す必要がある。1日の拘束・練習時間10〜14時間
(スクリム+個人練習+配信)実働8時間+残業
(労働基準法による保護)業務委託契約が主であり、残業代や有給休暇などの法的保護が適用されない契約が多い。社会保険・福利厚生個人事業主扱い(国保・国民年金)
自己負担が原則社会保険完備(厚生年金・健康保険の労使折半)将来の年金受給額や傷病手当金などのセーフティネットが極めて脆弱な状態にある。引退後の進路難易度極めて高い
(職歴空白期間と見なされやすい)標準的
(同業界・異業種への転職実績)競技実績がビジネススキルとして直接評価される市場がまだ未成熟である。

上の表が示すように、プロゲーマーの労働形態は「個人事業主」としての業務委託契約が主流です。成果が出なければ即座に契約解除(クビ)となり、退職金や失業手当も存在しません。このシビアな雇用環境こそが、eスポーツプロ契約の実態における最大の留意点です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。