気になる「ラウンドワン京都河原町店跡地」の現在ですが、中京区山崎町250番地周辺のビルは、閉館後にフロアの全面的なリノベーションとテナント再編が実施されました。一時は「ドン・キホーテがそのまま入居するのではないか」といった噂が駆け巡りましたが、実際には南側の四条通至近に大型免税特化店「ドン・キホーテ四条河原町店」がすでに確固たる地位を築いていたこともあり、旧ラウンドワンの建物全体が単一のディスカウント店に丸ごと置き換わる形にはなりませんでした。
2026年現在の跡地ビル周辺は、インバウンド向けドラッグストア、コスメ・アパレル専門店、体験型物販テナントなどが分散して入居する複合型商業区画として稼働しています。かつて夜通しネオンが瞬き、巨大なピンのオブジェがそびえていたエントランスは洗練された都市型ファサードへと一新され、往時の面影は完全に払拭されました。
この変化は、四条河原町エリア全体の地価高騰と観光客シフトを如実に物語っています。地元住民や学生が気軽に小銭を握りしめて集まる場から、購買力の高い訪日旅行者やトレンド志向の消費者をターゲットとした商業空間への転身は、京都都心部の商業地が迎えた必然のパラダイムシフトと言えます。