熱中症において、受診や通報の遅れは取り返しのつかない事態を招きます。周囲の人や家族が以下に挙げる救急車の判断基準に1つでも該当する場合は、迷わず直ちに119番通報を行ってください。
- 呼びかけに対する反応がおかしい、視線が合わない、会話が成り立たない
- 自力で水が飲めない、あるいは飲む力が入らない
- 全身のけいれんがある、まっすぐ立てない・歩けない
- 体が極端に熱い(高熱)のに汗が全く出ていない
- 激しい嘔吐を繰り返し、水分を一切受け付けない
救急車を呼ぶべきか迷った際は、各自治体の救急安心センター相談ダイヤル(#7119)を活用するのも賢明な判断です。
自力で歩行でき、意識もはっきりしているものの、だるさや頭痛が続くため受診したい場合の診療科は「内科」または「救急科」が基本となります。小児の場合は小児科、持病がある高齢者はかかりつけ医への相談も視野に入れましょう。特に重症化した熱中症では、回復後も記憶障害やふらつき、小脳失調などの熱中症後遺症が残る恐れがあるため、早期の確実な医療的介入が欠かせません。