仙台から松島へ電車で向かう際、旅行者が最も陥りやすい初歩的なミスが「JR東北本線の松島駅」と「JR仙石線の松島海岸駅」の混同です。路線図をパッと見ただけで「松島に行くのだから松島駅で降りればいい」と思い込んでしまうケースが後を絶ちません。
現地での位置関係を精査すると、この2駅には決定的な違いが存在します。
- 松島海岸駅(JR仙石線):駅改札を出て目の前が観光中心街。遊覧船乗り場、日本三景碑、五大堂、瑞巌寺の参道入口まで徒歩3〜7分圏内。
- 松島駅(JR東北本線):松島町の役場や住宅街に近い生活拠点駅。五大堂や遊覧船乗り場などの主要観光エリアまでは約1.5キロメートル離れており、徒歩で15分〜20分以上の移動を強いられます。
乗車時間だけを単純比較すれば東北本線(約24分)の方が仙石線(約40分)より15分ほど短縮されますが、松島駅から観光エリアまでの徒歩移動を合算するとトータルの所要時間はほぼ同等、あるいは余計に疲労が蓄積する結果となります。特別な目的がない限り、観光目的での下車駅は必ず「松島海岸駅」を指定するのが鉄則です。