青学大の快進撃を語る上で欠かせないのが、町田寮の寮母を務める妻・原美穂さんの存在です。選手たちと同じ屋根の下で暮らし、日々の体調管理や食事面をサポートするだけでなく、思春期の男子学生たちが抱える悩みを受け止める「第2の母」として機能してきました。
監督には直接言えないスランプの悩みやホームシックを美穂さんに打ち明ける選手も多く、夫婦で役割を分担しながら絶妙なバランスでチームを包み込んでいます。原監督が外に向かってチームを牽引するアクセルなら、美穂さんは内側の調和を保つブレーキであり、安全基地といえます。
選手たちが卒業後も寮を訪れ、人生の相談を持ちかける光景は青学駅伝部では日常茶飯事です。家族のような温かい信頼関係こそが、過酷な練習を乗り越えるエネルギー源となっています。