家庭内での大人の言動は、子どもの学力形成に決定的な影響を与えます。悪気なく発した言葉が、子どものやる気の芽を完全に摘み取っているケースは後を絶ちません。
特に注意すべき親がやってはいけないNG接し方の代表例が、「兄弟や友だちとの比較」「過去の失敗の蒸し返し」「勉強しなさいという命令の乱発」です。「〇〇ちゃんは学年1位なのに」「また同じ間違いをして」といった否定的な言葉は、脳の扁桃体を刺激して防衛反応を引き起こし、思考力を著しく低下させます。
対照的に、劇的な変化を生む勉強しない子供への声かけには明確なルールが存在します。「いつやるの?」と問い詰めるのではなく、「何時から始めるか決めたら教えてね」と自己決定権を子どもに委ねるアプローチが極めて有効です。
また、子供のやる気を引き出す方法の基本は「結果」ではなく「行動プロセス」の承認にあります。「100点取れて偉いね」と褒めると、子どもは失敗を恐れて難しい問題に挑戦しなくなります。「毎日机に向かって1ページ進めた粘り強さが素晴らしい」と過程を認めることで、内発的動機づけが強固になっていきます。