真矢みきの性格がキツいと言われる本当の理由|共演者証言で判明した素顔

真矢みきの性格がキツいと言われる本当の理由|共演者証言で判明した素顔

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「常に前向きで強い女性」と見られがちな真矢ミキですが、自著や単独インタビューで語られた本人の内面は、世間のイメージとは大きく異なります。

宝塚退団後、彼女は順風満帆な芸能生活を送っていたわけではありませんでした。38歳の時、所属していた事務所から突然の契約終了を告げられ、仕事が激減。貯金も底をつきかけ、一時は芸能界引退すら考え、ハローワークに通うことや一般企業の面接を受けることまで真剣に検討した時期がありました。大スターとしての過去と、目の前の厳しい現実とのギャップに、人知れず部屋で泣き崩れる日々が続いたと告白しています。

かつて彼女の担当マネージャーは、その性格を「実はものすごく落ち込むタイプ。でも、底まで沈んだ後に驚異的な速度で戻ってくる『V字回復』の人」と評しました。真矢ミキは決して痛みに鈍感なタフガイなのではなく、傷つき、激しく落ち込み、その痛みをすべて受け止めた上で「では、ここからどう動くか」を考え抜く回復力(レジリエンス)が人並み外れて優れているのです。

転機となった映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年)の沖田仁美警視正役のオーディションでは、「これがダメなら本当に終わり」という背水の陣で挑み、見事に役を勝ち取って奇跡的な復活を遂げました。

2015年に芸名を「真矢みき」から「真矢ミキ」へと漢字からカタカナへ改名した理由についても、過去の実績に安住せず、常に身軽で柔軟な表現者であり続けたいという決意の表れでした。事務所の移籍や50代という人生の節目を迎え、「名前の画数や響きをすっきりさせ、新しい自分に出会い直す」という前向きな意図が込められています。

私生活では、2008年にバレエダンサー・演出家の西島数博と結婚。8歳年下のパートナーと築いている関係性も、依存や束縛とは無縁の、お互いの芸術的探求を尊重し合う対等な大人のパートナーシップです。自らの弱さを受け入れ、幾度もの挫折を乗り越えてきたからこそ培われた精神の自立が、彼女の佇まいに揺るぎない説得力を与えています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。