供用開始以降、地元住民や物流事業者、観光客からは圧倒的な歓迎の声が上がっています。SNSや地域コミュニティに寄せられた実際の反響を検証すると、日常生活における定量的・定性的な変化が鮮明になります。
「これまで真壁の病院や石岡の商業施設に行くには、遠回りして朝日トンネル(県道138号)か国道50号へ迂回するしかなく、片道40分以上かかっていました。上曽トンネルが開通したことで、わずか15分足らずで行き来できるようになり、生活圏が一変しました」(石岡市八郷地区・60代住民)
「冬季の積雪や台風のたびに通行止めになり、仕事の配送ルート組み換えに苦労していましたが、通年で計算できる大動脈ができた恩恵は計り知れません」(県内運送会社ドライバー)
一方で、交通流の劇的な変化に伴う「新たな留意点」も浮き彫りになっています。
特に指摘されているのが、石岡市側の「フルーツライン」との接続交差点における優先関係の変更です。トンネル開通に伴い、バイパス側が主道路化されたため、従来フルーツライン側を走っていたドライバーが一時停止や合流時の見通しに注意を払う必要があります。茨城県警および道路管理者も標識の大型化や路面カラー舗装を実施し、追突事故や出会い頭事故防止への啓発を強化しています。