美濃吉本店竹茂楼が愛され続ける理由|老舗の味と最新利用法

美濃吉本店竹茂楼が愛され続ける理由|老舗の味と最新利用法

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京都には数多くの料亭が存在しますが、京都老舗料亭 美濃吉 歴史の重みは別格です。創業は八代将軍・徳川吉宗の時代である1716年。三条河原の地で川魚料理屋を開いたのが始まりでした。当時、京都所轄町奉行から免許を受けた「川魚生洲八軒」の一軒として数えられ、洛中洛外の美食家たちの舌を唸らせてきました。

大正・昭和・平成を経て現在地である左京区粟田口へと居を構え、合掌造りの風情を残す本館や数寄屋造りの離れ、手入れの行き届いた竹林と苔庭を有する大邸宅へと進化を遂げました。300余年もの間、幾多の動乱や時代の移り変わりを乗り越えて暖簾を守り抜けた理由は、「伝統の墨守」ではなく「革新を通じた伝統の継承」にあります。古文書に残る調理法を現代の洗練された味覚に合わせて再解釈し、食材の旬を極限まで引き出す職人技が、現代の食通をも魅了してやみません。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。