サフランが高価であるため、安価なターメリック(ウコン)で代用されるケースは日常的です。しかし、この2つは風味も性質も全く異なるスパイスです。料理の仕上がりを左右する決定的な差異を理解しておく必要があります。
サフランはアヤメ科の植物の「めしべ」を手作業で収穫したものであり、甘く上品で高貴な干し草のような香りを持っています。一方、ターメリックはショウガ科の「根茎」を乾燥粉末にしたもので、土っぽい独特の苦味とスパイシーな芳香が特徴です。
サフラン 代用 ターメリックを行う場合、ターメリックの色素「クルクミン」は脂溶性である点に注意が必要です。水に溶けにくいため、炊飯前に少量のサラダ油や溶かしバターと一緒に米へ混ぜ込む必要があります。代用時の分量は米2合に対してターメリック小さじ1/3〜1/2程度が適量です。
さらに、多くの人が混同しやすいのがパエリア サフランライス 違いです。パエリアは生米を具材やスープ(魚介や肉の出汁)とともに直火で炒め炊きし、米にスープを吸わせながら底に「おこげ(ソカラ)」を作るスペインの伝統料理です。一方のサフランライスは、あくまでサフラン水と米を炊き上げ、主菜を引き立てる「主食・付け合わせ」としての役割を持ちます。用途が異なるため、パエリアのように濃厚な出汁で炊いてしまうと、カレーなどのソースと喧嘩してしまう点に留意してください。