ひぐらしのなく頃にアニメ見る順番と罠!初心者が業卒で後悔する理由

ひぐらしのなく頃にアニメ見る順番と罠!初心者が業卒で後悔する理由

ひぐらしのなく頃にアニメ見る順番と罠!初心者が業卒で後悔する理由の全体像を詳しく解説してご紹介します。

なぜ竜騎士07氏は、昭和58年に綺麗に幕を閉じたはずの物語を、あえて掘り返してまで『業』『卒』という破壊的な続編を生み出したのでしょうか。その真相を探るには、「竜騎士07 原作とアニメの違い」および氏が一貫して描き続けてきた作家性に目を向ける必要があります。

原作PCノベルゲーム版の真骨頂は、主人公・前原圭一や古手梨花の内面で渦巻く膨大なモノローグと、読者の良心に直接訴えかける対話性にありました。2006年の旧アニメ版は、2クールという限られた枠組みに収めるためホラー・スプラッター描写を前面に押し出しましたが、その根底にあったのは「どんなに疑心暗鬼に陥っても、仲間と言葉を尽くして話し合い、信じ合えば運命は変えられる」という極めて泥臭いヒューマニズムでした。

しかし、大人への過渡期においては「話し合えば全て分かり合える」という理想論だけでは解決できない現実の壁が立ちはだかります。『業』の「郷壊し編」で描かれたのは、雛見沢という閉鎖的だが温かい共同体から、全寮制のお嬢様進学校「聖ルチーア学園」という冷徹な階級社会へと進学した梨花と沙都子の、残酷な価値観の乖離でした。竜騎士07氏は、昭和58年の惨劇を克服した少年少女たちが、「大人になる過程で直面するアイデンティティの摩擦」を真正面から描こうとしたのです。奇跡の先にある現実の残酷さを暴くことこそが、続編制作の真の動機でした。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。